週刊金曜日10月13日号にKPメンバーが登場/精神科病院での虐待事件特集

みなさん、こんにピア!!

精神科病院で起こり続ける虐待事件を特集した週刊金曜日10月13日号に、KPの堀合悠一郎副会長(NPO法人さざなみ会理事長)ら、KPメンバーが登場しています。大きな書店やAmazonなどで購入できますので、ぜひお読みください。

週刊金曜日の取材を受けて

            KP副会長 堀合悠一郎

週刊誌の取材を受けるのは初めてでした。藤井会長、三瓶事務局長と私の3名で取材を受けました。岩本記者の強い問題意識とともに話は尽きず、インタビューは1時間以上に及びました。

私は精神疾患当事者としての体験、KPメンバーとしての活動、そして滝山病院事件についてどう考え、動いているか等について、話しています。

あらためてインタビューが記事になった掲載誌を手に取り、兵庫県精神医療人権センター高橋亮也さんによる神出病院事件の解説記事、ジャーナリスト大熊一夫さんによる虐待が起こる背景の解説と合わせて読むと、様々な立場の人が協働するKPのスタンスや当事者(ピア)が発信する意義についてたくさん考えさせられます。

高橋さん大熊さんともが指摘している、虐待が起きる背景を、国の政策や経済的な面を含む精神医療の構造的な問題としてとらえる必要性については、KPとしても認識していることであり、ネットワークづくりや勉強会、メディア発信等の普及啓発活動を継続することで、その問題に対して、すこしでも改善につながるよう働きかけを続けるつもりでいます。

また、大熊さんが精神科病院の内情について「入院者たちが世間に向けて実態をきちんと伝えることは難しく」と話している部分も、KPで取り組んでいる相談活動や病院見学活動で少しずつでも打開したいと考えているポイントです。

簡単に出る正解はなく、考え続け、行動し続けるしかない問題ですね。

是非、多くの方に記事を読んでいただき、共に考え、行動するきっかけと出来たらと思います。