「毎日新聞の記事を見た」と多数の相談/支援なく孤立する家族が各地に/精神医療の質向上求める声も

KP事務局のハマコサンです。毎日新聞のニュースサイト(4月5日)と朝刊社会面(4月6日)に掲載された川崎市の男性監禁事件の記事で、佐藤編集長と堀合悠一郎副会長のコメントに加え、KPの電話番号が紹介されたことで、「毎日新聞を見て電話しました」というご相談が県内外から9件ありました。 

「娘に精神疾患があり、どのように医療につなげるべきか」「孫が引きこもっていて、どう対応したらいいかわからない」など、孤立する家族の悲鳴が聞こえてきました。

「家族の精神疾患がわかった途端に、大家から『出ていってくれ』と言われた」というケースもありました。精神医療を頼ったら、ひどい扱いを受けて状態が悪化した経験を持ち、「精神医療は今もひどい、変わっていない」と語る人もいました。

KPでは、できるだけ時間をとってお話を聞き、近くに対応してくれそうな支援組織がある場合は、連絡先をお伝えしました。「話を聞いてもらえて良かった。教えてもらった連絡先にもかけてみます」などと感謝の言葉もいただきました。

KPは5月のゴールデンウィークも、平日(5月2日、6日)は通常通り、相談電話(13時~16時)を開設します。

作成中の2021年度 KP神奈川精神医療人権センター報告書より