私宅監置の時代から発想変わらず/4月5日の毎日新聞にKPメンバーのコメント掲載/川崎市の拘束・監禁事件で

精神疾患に関連する事件が起こると、KP神奈川精神医療人権センターのメンバーが報道機関から意見やコメントを求められる機会が増えています。昨年暮れに大阪・北新地のメンタルクリニックで発生した放火事件では、佐藤編集長のコメントが読売新聞(大阪本社)に掲載されました。

長男を拘束して自宅に監禁した容疑(長男は死亡)で、父親ら家族3人が今年1月に逮捕された川崎市の事件では、佐藤編集長と堀合悠一郎副会長が、毎日新聞・高田奈実記者の取材を受けました。

記事は4月5日午前、毎日新聞ニュースサイトのトップ記事として「なぜ長男を拘束したか 72年前と変わらぬ構造」 (https://mainichi.jp/articles/20220404/k00/00m/040/083000c)の見出しで掲載されました。佐藤編集長の「保安のために隔離する発想は今も変わっていない」「(私宅監置の時代と同様に)責任を家族に押しつける構造(が今もある)」などのコメントや、堀合副会長の実体験に基づく「入院したらどうなるかわからないという精神医療への偏見があった」などのコメントが掲載されました。後日、毎日新聞本紙でも掲載予定とのことです。

追記 毎日新聞本紙には、6日の朝刊社会面に大きく掲載されました。

毎日新聞ニュースサイトより