こんな時だからこそ自殺について考える/6日、張賢徳さん講演会を予定通り開催
編集長の佐藤です。横浜市磯子区にあるKP事務所の最寄り駅は、京浜急行・屛風浦駅。この駅と周辺の線路で昨年10月以降、4か月間で5件の人身事故(全て死亡)が発生しています。コロナ以上の非常事態です。事故対応にあたる京急関係者のトラウマも相当なものでしょう。
政治家や専門家、マスメディアなどの次元の低さが白日の下にさらされたコロナ騒動では、このろくでもない社会に愛想を尽かしたり、経済的に追い込まれたりして、生きる意欲を失ってしまった人が多いと思います。「こんな馬鹿馬鹿しい社会を生きる意味はあるのだろうか」。私もしょっちゅう、そんな疑問が頭をかすめます。しかし、どうしようもなく馬鹿馬鹿しい社会だからこそ、生きていく意味があるのかもしれません。
「自殺」について考えることは、「生きる」意味を考えることでもあります。6度目のコロナ感染拡大の最中ではありますが、日本自殺予防学会理事長・張賢徳さんの講演会「コロナ禍の今 自殺をどうしたら防げるのか」を6日午後2時(午後1時半開場)から、横浜・上大岡のウィリング横浜(9階902)で予定通り開催します。精神科医の張さんは、自殺の原因を遺族などからの聴き取りをもとに探る「心理学的剖検」の日本の先駆けです。こんな時だからこそ、自殺について深く考えてみたいと思っています。定員60人、参加費1000円(KP会員500円)。
お名前、連絡先を明記の上、5日までにevent.kp.kanagawa@gmail.comにメールでお申し込みください。
