「優しい目になりたい」「幸せになりたい」/精神科病院の患者さんが作ったオリジナル曲公開
横浜の精神科病院と東京のスタジオを繋ぐ音楽イベントの紹介記事を、1月29日に掲載しました。そこで披露されたオリジナル曲を、KPチャンネルで公開しました。
曲のタイトルは「秋まつり」。2019年秋に紫雲会横浜病院で行われた音楽イベントの際に、入院中の患者さんたちが、地域に住む患者さんたちや音楽家の西井夕紀子さんと一緒に作りました。
歌詞もメロディーも全てオリジナル。歌詞は、「秋から連想される言葉」「好きなもの」「退院したら何をしたい?どうなりたい?」という問いかけから出てきた言葉を紡ぎ上げました。
「笑いたい」「健康になりたい」「餃子が食べたい」「優しい目になりたい」など、ささやかで素朴な希望の言葉が心に響きます。メロディーは、患者さんたちが鼻歌などの形で表現したものを西井さんが構成編集して、当日に披露してくれました。
この曲は、本来ならば2020年秋の同病院のイベントで再び演奏されるはずでしたが、コロナ禍のため中止になりました。今回もコロナ禍が収束せずにオンラインでの演奏になりましたが、この曲を聴いた長期入院中の患者さんたちは「早く元気になりたい」と希望や活力を取り戻してくれたようです。
元気の出るクールな曲です。ぜひご視聴ください。