KP誕生から8か月で51件の電話相談/孤立する人たちをサポートし解決へ

KPが誕生して8か月が経ちました。この間(2020年5月18日〜2021年1月15日)に、51件の電話相談が寄せられました。

相談内容で最も多いのが、「長期入院から脱したい」「病院が退院させてくれない」というもの。本人に限らず、家族からも多く寄せられています。ベテランの支援者や弁護士らが対応して、退院やその後の支援につながるケースが増えています。

強制入院や身体拘束など、不当な扱いを受けたことに対する相談も多くなっています。相談者の多くは、「誰に言ったらいいのかわからなくて」「役所では『主治医に言ってください』と相手にされなかった」などと、孤立を強いられています。目に余る人権侵害は取材をして、このWebサイトや既存のメディアで発信していきます。

KPは神奈川県横浜市を拠点に活動していますが、県外からの問い合わせも多くなっています。福祉事業所などでの日常業務に追われる支援者が県外に出向くのは難しく、電話対応だけになることもありますが、できるだけお話をうかがい、状況を好転させるための方法を一緒に考えるようにしています。

相談者の多くはこのWebサイトでKPを知り、連絡をくださっています。様々な形での発信力を鍛え、精神科病院の厚い壁の向こう側にいる人たちにも、情報や支援を届けられるように活動していきます。

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