「可愛すぎる女芸人」おかもとまりが精神科入院を経て再生/「恥ずかしくなくなれば、とても生きやすくなる」
「可愛すぎる女芸人」と呼ばれて一世を風靡したおかもとまりさんが、日刊SPA!のインタビュー(2020年12月1日掲載)でこれまでの人生を振り返り、精神科病院への入院経験を明かしました。
おかもとさんは16歳でアイドルデビューし、広末涼子のものまねで一躍注目されました。そして結婚を機に所属事務所を退所し、フリーランスに。ところがその後、離婚に至る問題などで心労が重なり、「死にたい」という気持ちが強まって精神科病院に入院することになったそうです。
入院当初は「失望感でいっぱいだった」。しかし、3か月の入院生活は、自分を強くするきっかけになったと振り返ります。
精神科病院に入院したことを公表するかどうか悩んだものの、「隠していたらコンプレックスになっちゃうけど、死にたかった自分を発信したら、それが個性に変わるんじゃないかなって、前向きに考えたんです。恥ずかしくなくなれば、とても生きやすくなる」と考えて、公表するに至ったそうです。
次のコメントも印象的です。自殺を防ぐための重要なヒントを含んでいるように思います。
「死にたくなってしまった理由はいろいろありましたが、“死んだら何がツラかったのか気づいてくれるかな”ってことを期待して、それを求めすぎたからツラかったんだなって。入院中に毎日息子を想って、息子の絵を書いて、気がついたんです。“求める愛はしんどいけど、与える愛は幸せだな”って」
精神科病院への入院で大変な目に遭う人もいれば、おかもとさんのように自分を見つめ直し、回復のきっかけになる人もいます。この差はどこから生まれるのでしょうか?理由をしっかり考えて指摘することで、精神科病院も変わるのではないかと感じました。
日刊SPA!
「可愛すぎる女芸人「おかもとまり」の今。離婚、精神病院入院を乗り越えて」