ヘイト幟旗の台風対策に「その執念の方が怖い」の声も

私たちは今も、横浜市都筑区の住宅街に立ち並ぶヘイト幟旗の撤去を求める活動を続けています。しかし、旗は一向に減らず、この地域の自治会に対話を求めても反応がありません。ヘイト幟旗を立て続けることは、自治会公認の活動なのでしょうか。

台風12号が過ぎ去った9月25日の午前、私たちは恒例のチラシ投函のため、この地域を訪れました。すると、グループホームの東側に立つ約20本の旗が、小さく畳んで縛った状態になっていたのです。
「やっと降ろしてくれる気になったのか」。喜んだのも束の間、地域の男性の話に愕然としました。
「あれは台風対策ですよ。あの並びの家にひときわ強硬な人がいて、台風が来る前に各家の旗を縛って回ったんです。天気が回復すれば、紐を解いてまたなびかせますよ。精神障害者よりも、ヘイト旗を死守しようとする一部住民の執念深さの方が私は怖いです」

これからもずっとヘイト幟旗を立て続けるための「一時避難」だったようです。残念ながら、私たちの抗議活動もまだまだ続ける必要がありそうです。